古来より受け継がれてきた贈り物のマナー。「忘れてしまった!」では、すまされない大切なこともたくさんあります。お贈りする方に失礼のないように、気持をきちんと伝えるために、マナーを事前にチェックするように心がけたいものです。
贈り主のこころが表れると言われる贈り物は、相手の方を思いやるこころの象徴でもあります。受け取られた方によろこばれ、いつまでも記憶に残る贈り物をするために、気になるギフトのQ&Aをご用意しました。大切な方やお世話になった方に、失礼のないように細心の注意を払い、最高の贈り物をお届けしましょう。
高価なお祝いのお返しには、どんなものを選ぶ?
お祝いなどでいただいた金額が多い場合には、お返しするものを決めるのも難しくなってくるものです。ありきたりのものでは返って失礼になりますし、高価なものを選ぶとなると、普段あまり縁のないものであれば決めるのにも時間がかかってしまいます。そんな時でも、選ぶ手間をおしまずに、時間をかけてじっくりと選ぶ配慮が必要です。品質のよいものや、希少価値の高いものを選べば、まず間違いないでしょう。
お返しの相場はどのくらい?
お贈りいただいたもののお返しには、いただいた金額の半分くらいが相場と言われています。特に高額な場合は、3分の1くらいのお返しでもかまわないでしょう。また、できるだけ品質のよい価値あるものをお返ししたいと思うのは当然のことですが、それも程度問題です。いただいた金額やものと較べてあまりにも豪華なものは、受け取られた方が恐縮してしまい、返って失礼になります。受け取られた方の負担になるようなお返しにならないように、注意することも必要です。
季節を意識する必要はありますか?
例えば暑い夏の季節には、真冬に使う毛布が届くより、冷やしておいしい「そうめん」や「ゼリー」、涼しさを誘う「レースのカーテン」をいただくほうがうれしいものです。お贈りする時には、贈り手のこころ遣いが伝わるように「冷やしてお召し上がりください」などのメッセージを添えることも忘れずに!
贈る相手の趣味や嗜好も考える?
贈る相手の趣味や嗜好を考えて贈るのが、本当の贈り物上手。お贈りいただいたものが、自分の大好きなものであれば、受け取られる方は、こころからよろこんでくださることは間違いありません。親しい間柄であれば、日頃のおつき合いのなかで、その方の趣味や嗜好は自然とわかるはず。受け取った方の笑顔が見える贈り物を常に選ぶこころ遣いを、いつも忘れずにいたいものです。
贈り物に迷った時には、何を贈る?
贈り物選びに苦労したというのはよく聞く話です。何をお贈りしていいのかわからない時には、「タオル」や「器」を選ぶなら個性的なデザインを避け、ベーシックなものを。食品を選ぶなら、「海苔」や「緑茶」など、一般家庭で日常的にお使いになるものを選ぶなど、どなたにお贈りしてもよろこばれるものにするのがよいでしょう。
贈り物のサイズはどのくらいがいい?
せっかくいただいたものが、「大きすぎて困った」などという経験はありませんか?いただいた時には、大きくて立派だと感心しても、いざ置く場所を考えてみたら収まる場所がなかったなどという悲劇もなきにしもあらず。特に、お土産としてお持ち帰りいただく場合などは、重すぎたりかさばったりしないものを選ぶことが大切です。
内祝では洋菓子などボリュームがあるものがいい?
「質より量」とはよく言われますが、贈り物に限って言えば、「量より質」のほうが大事です。せっかくの内祝いですから、少なくてもひと味違う美味しいもののほうが、受け取られる方の記憶にも残りますし、よろこばれるものです。
送状はどうしたらいい?
いただいたお祝いのお返しなどには、どんなに忙しくても、必ず感謝の気持ちを伝える送り状を添えることも大切です。例えどんなに高価な贈り物も、送り状があるのとないのとでは、感謝の気持ちの伝わり方は明らかに違います。感謝の気持ちを「言葉で伝える」。これも、忘れてはならない贈り物の極意なのです。
表書き・のし・水引は必要ですか?
最近では、リボンやラッピングに凝って贈る方も多いようですが、目上の方に対しては正式な贈り方でないと返って失礼となりますので、注意しましょう。 結婚内祝いには、表書きは「寿」か「内祝い」、紅白の結びきりを使います。出産の内祝には、表書きには「内祝い」、紅白の花結びを使うというように、正式な決まりがあります。 このホームページにも、「のしの説明」のなかに、贈り物の正式な決まり事について詳しく説明していますので、贈り物をする時にぜひ役立ててください。
贈り物の配送時に注意する事は?
お返しや贈り物をお送りする時には、相手の方にいつ届くのかをきちんと確認することも忘れずに。多忙な方には、休日に到着するように手配したり、小さなお子さまのいらっしゃる方には、昼間の時間帯にお届けするような配慮も必要になってきます。贈り物を、きちんと気持ちよく受け取っていただけるように、細心の注意を払うことも大事です。
贈り物名人になるために、ギフトの贈り方を見直してみましょう!

贈り物の本来あるべきスタイルがご理解いただけていれば、きっとあなたも贈り物名人になれるはず。あなたの選んだ贈り物が、大切な方の贈り物としてふさわしいか、お贈りする前に、ここでチェックしてみてはいかがでしょう?
お届けする季節にふさわしい物ですか? YES NO
お贈りする方の趣味や嗜好に合っていますか? YES NO
誰に贈ってもよろこばれるものですか? YES NO
ありきたりの物ではなく希少価値がありますか? YES NO
受取られた方に負担を感じさせない金額ですか? YES NO
移動させたり持ち運びしやすい大きさですか? YES NO
量より質を大切に選びましたか? YES NO
送状はきちんと添えましたか? YES NO
のし紙や水引は正式なものですか? YES NO
お届けする日時を確認しましたか? YES NO

"NO"が3つ以上あったら、もう一度贈り物を選び直してみたほうがよいでしょう!!
お贈りするからには、最高の贈り物を心がけましょう。

ギフトチェックリスト作成こそがギフトセンスを磨くコツ!
長い人生のなかで、さまざまな節目にギフトをいただいたりお返ししたりということは多いものです。どなたにいつ何をいただき、どなたにいつ何をお贈りしたかを、住所・連絡先・金額などをリストにしておけば、お祝いをする時にも、お返しをする時にも相手に失礼なことなく贈り物ができます。いつでも簡単にできそうなことと思いがちですが、忙しい日々のなかで、つい軽視してしまいがちなことでもあります。でも、これこそが、気持ちのよいギフトマナーを身につけるための基本なのです。心のすみにこの基本を留め置いて、細やかなギフトセンスの生きる魅力ある交流を、ご自分のペースで広く長く続けてみてはいかがでしょう?